スピンナーSC300A用側面チャック式ヘッド(特許申請中) SCAシリーズガイド |
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概要・特徴 SCAシリーズはナノテック両面同時コートスピンナーSC300Aに使用する回転ヘッドです。従来のように真空吸着を使用せずウェハの外周部を3~4点接触にて支持する方式のため、今まで不可能だったスルーホール付き試料でもスピンコートすることができます。使用する試料の大きさや形状に合わせて多くのタイプがあり、特殊な形状に対応するカスタムメイドも承っております。 |
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共通仕様 ・試料チャック方式 試料外周部3~4点接触支持(手動:真空不要) 《試料のチャック方式には下記の2種類があります》 【回転チャック方式:偏芯コマ】
【スライドチャック方式:同期スライドまたは自由スライド】
【試料が長方形の場合】 短径・長径(mm) 対応試料径φ(mm) ストローク(mm)
【試料が正方形の場合】 【試料が丸(SEMI規格)の場合】
ヘッド側面図 【試料が不定形の場合】 |
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注意事項 ヘッドを回転させる前にロックネジが確実に締まっていることを確認してください。締め方が不十分ですと回転中に試料が外れ、大変危険です。 回転中は安全のためにスピン部のカバーを締めてください。 ヘッド回転スピードには十分ご注意ください。コーティング前には必ず回転試験を行ってください。振動・異音などがある時には使用を中止してください。耐用回転数2500rpm以下でも試料重量や偏芯などの状況によってトラブルの原因になることがあります。 清掃はなるべくこまめに行ってください。テフロンコーティング部分にはレジストが固着しませんがチャックコマなど他の部分はレジストが固着します。ヘッドは浸け置き・丸洗いが可能です。 本製品使用によるケガ、機器・試料の破損などのトラブルについて当社は一切責任を負えません。ヘッド回転中はスピン部カバー(カップ被い)や保護メガネなどの十分な対策をし、注意して作業してください。 対応試料サイズは使用するレジスト粘度により左右されます。レジスト粘度が高い場合(最大30cp程度)は試料裏面外周部までレジストが行き渡らないことがあります。またこれは試料形状にも影響されます。 レジストコーティング作業中は有機溶剤など人体に有害な物質のガス雰囲気になりやすいですから、十分換気できるように作業環境を整えて下さい。 試料厚みが極端に薄い場合、スプリングチャックの力を弱める必要があります。ご相談下さい。 |
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保 証 検収後1年間(稼働8時間以内/日として)を保証期間とします。 装置の取扱い、保守を正しくおこなっている状態で故障があった場合、無償にて修理・交換いたします。 購入品については購入品メーカーの保証範囲とします。 |
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その他 お客様のご要求に合わせたヘッドおよびスピンナー・デベロッパー本体を設計製作いたします。お気軽にご相談下さい。 レジスト粘度(30cp程度以下)に対応します。これ以上の粘度の場合は裏面のレジストが試料全面に行き渡らないなどコーティング困難な場合があります。 |
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